アイロンワッペン選びは楽しいです
友人が、手芸店に行くと必ずアイロンワッペンを購入していた。
どこに貼り付けるのか尋ねると、エプロンやポーチ、ハンカチなどに付けると言っていた。
近年、手芸ブームが起きているだろうか、郊外に大型の手芸店やデパートなどにテナントとして入っている店が増えている。
趣味が手芸の者には、歓迎すべき事態であるが、この店には魔力があるのだ。
一度足を踏み入れたら最後、なかなか帰れないのである。
何時間でもそこにとどまり続けて、品定めをし続ける。
家に帰ると、ほんわりとした空気に包まれている自分に気が付くのは、浪費してしまったお金と時間を振り返った時である。
今では、ブランドになり、大衆の洋服ではなくなったY。
十年前は、同じ商品が、定番の形で売られている為に、自分だけの服にしたくて、白地のトレーナーにアイロンワッペンを貼り付けた。
貼り付ける位置にもこだわりを見せる。
胸にワンポイントにはしない。
自分だけの個性が出せるような場所に貼ってみるのだ。
女子学生はアイロンワッペン愛用者が多い。
なぜなら、ジャージは膝が破れやすいからだ。
穴を繕う際に、このアイロンワッペンが活躍する。
同じ色のジャージを着ている人間が百名以上いる学校では、自分だけのオリジナルを作り上げるのには、重要なアイテムである。
アイロンワッペンは、おこずかいでも買える値段であるのも、魅力かもしれない。
主婦の味方であり、女学生の味方であるアイロンワッペンを久しぶりに眺めたくなってきた。
近いうちに、手芸店に行ってみようと思う。